吃音(どもり)は何故起きるのか?

どもりの3つの症状

 

どもりとは何でしょうか?
吃音(きつおん)とも言われますね。

 

どのような症状かといいますと、たとえば『こんばんは。』と発声するときに、
『こ、こ、こ、こ、こんばんは。』と、初めの言葉を詰まって話してしまう症状が該当します。

 

おそらく最も一般的に知られているのがこの症状かと思います。
因みにこれは「連発型」と呼ばれます。

 

ほかにも「伸発」といわれる話し方。
『こーーーんばんは。』

 

「難発」といわれる話し方
『・・・・・・・・・こんばんは。』

  • 連発型
  • 伸発型
  • 難発型

大きく分けるとこの3つに分類されます。

 

言いたい言葉、伝えたい言葉は頭では解っているのに「発音」として外に出ていかない。
外に出たとしても、流暢に話すことができず意図しない伝わり方をしてしまう。

 

一言で言うと「コミュニケーション障害」とも言える症状です。
そして、間違いなく日常的に生活を送ることが非常に厄介で非常に困難な症状です。

 

発生率は世界人口の0.8%〜1.2%と言われており、世間の認知度が少ない病気です。

 

ですので、「あ、あ、あ、あ・・・」と頑張って話そうとしても、
『何言ってんだお前?』だとか『ふざけてんのか?』と不審がられたり、
時には怒りをぶつけられたりもします。

 

「おはようございます。」「こんにちは。」「こんばんは。」この言葉すら発声することが出来ないということは、
人とのコミュニケーションを円滑に進めることが出来ないという事ととほぼ同義とも言えます。
電話はおろか、店で何かを注文することすら困難な症状です。

 

そして、言いたいことが言えずに、言えたとしても、流暢に話すことが出来ず、
言葉が詰まったり、発声するのに4〜5秒経過してやっと話すことが出来るという症状は、
本人にとっては非常に屈辱的であり、非常に恥ずかしい思いをする症状でもあります。

 

ですので、自分自身が「発音しやすい」「緊張せずに発声することが出来るぐらい身近な物」
「絶対にどもらない発音」を完璧に周到に用意して、必死になってバレないように隠そうとします。
この精神的な疲労度は半端な疲労度ではありません。

 

ですが、そうまでして隠したがるほどに恥ずかしく、治せるものなら一刻も早く、今すぐにでも治したい。
それが「どもり」の症状です。

 

どもりはなぜ発症してしまうのか?

では、このような症状を引き起こす「どもり」は何故起きてしまうのでしょうか?

 

諸説ありますが、以下に挙げますと…

 

  • 幼少時の厳格な親御様から受けた過度な躾・トラウマ。
  • どもりの家系だったということからの遺伝的な要因。
  • 脳が発音時に間違った指令を送ってしまっている。
  • 「私はどもりである」という認識をいつの間にか持ってしまっている。

といった色々な説があります。
ですが真の原因は未だに解明されていません。
むしろ、一つに絞られずに、いくつかの原因が複雑に絡み合った症状がどもりであるとも言えます。

 

どもりの原因・まとめ

 

では、まとめに入りたいと思います。

 

どもりとは?

コミュニケーション障害の一種です。

 

どもりには3つの症状に細分化されます。

  1. 連発型 「あ、あ、あ、あ、ありがとう。」と、言葉が詰まる症状。
  2. 伸発型 「あーーーりがとう」と、言葉が伸びる症状。
  3. 難発型 「・・・・・・・・ありがとう。」と、数秒経過してやっと話すことが出来る症状。

 

どもりの発生率は?

世界人口の0.8%〜1.2%と言われています。
世間の認知度も低いため、理解を示す人も多くはありません。

 

どもりの原因は?

精神的原因、遺伝的原因、脳科学的原因、認知的原因と諸説ありますが、真の原因はまだ解明されていません。
いくつかの原因が複雑に絡み合った症状がどもりであるとも言われています。

吃音(どもり)に対する4つの改善方法

ではこの「どもり」ですが、どのような改善方法があるのでしょうか?

 

以下に挙げてみましょう。

 

ゆっくり話すことを心がける

 

どもりの方は総じて早口だと言われています。

脳の回転と、脳が声帯に出す発音の指令に不具合が発生し、
「あ、あ、あ、あ、・・・」と声が詰まったり、逆に、喉まで声が出かかっているのに、
頭の中では次へ次へと思考を加速させていってしまっています。

 

そういった場合の対処法は「自分の声を録音」してみましょう。
ゆっくり話そうとしてはいるものの、それでも早口で話してしまっている事に気付くことが出来ます。
まずは気付くことです。そして、そこから改善していきます。

 

そこに気づいたら今度は「どもりやすい言葉」を極力ゆっくりと話して録音してみましょう。
何処で詰まっているかがわかるので、またそこで改善を実施します。
この方法は、お金をかけずに自分自身で出来る療法でもあります。

 

言語聴覚士による指導を受ける

 

どもりの一般的な治療法としては、言語聴覚士による指導を受けるというものがあります。
言語聴覚士というのは、日本の国家資格の一つであり、「吃音」を専門に扱っている機関でもあります。

 

自力での解決に行き詰まりを感じたら、専門家に指導して頂くというのも、ひとつの手段かと思います。

 

薬物による療法

 

抗不安薬、SSRIなどうつ病対策用の薬物を使用して、
どもりによる不安や強迫観念などを、薬物の服用期間中は一時的に解消するという療法です。

 

こちらに関しては薬次第です。
個人差もありますので、効く薬もあれば効かない薬もあります。
また効いたら効いたで、その薬に頼らざるを得なくなりますので、根源的な治療には向いていません。

 

自分がどもりであるという意識をなくす

 

どもりになる原因に「自分はどもりである」という認識を気がついたら持っていたというものがあります。
この認識を持っているがゆえに、どもりになっており、話す時には常に不安の中で
どもらないようにしようと、話そうとしています。

 

この認識を無くして、どもりそのものを解消しましょう。
という精神的な療法に近い対処法が、「自分がどもりであること意識を無くす」ということです。

 

より詳しい情報を知りたい場合は、「どもり」「認識」あたりでGoogle検索をかけて頂ければ、
いくつか詳しい情報が見つかるかと思います。

 

以上、4つの改善方法を挙げました。
まずは、あなたが取り組みやすい改善方法を取り組んで実践していたければと思います。

 

大事なのは焦らないことです。
どもりというのは、日々の生活と隣合わせの症状です。
そして、さまざまが要因が重なって発症した障害でもあります。

 

一朝一夕では治りません。
根気よく取り組んでいきましょう。
あなたの症状が少しでも改善することを願っております。