「日常感」を創り出すことで、どもりがちな局面を切り抜ける

 

みなさんは、話そうとされるときに言葉がなかなか出てこなかった、あるいはどもってしまった経験はお持ちでないでしょうか。
私はあります。中学生の頃からどもるようになりました。

 

きっかけは些細なことで、私はつい言葉が過ぎることが多く、先生や先輩の不興を買ってしまいました。

 

そんなことが何度か続くうち、「また不用意な発言をして、先輩を嫌な気分にさせてしまったらどうしよう」と心配するようになり、気付けば目上の人の前では緊張してどもる癖がついていました。

 

ところが、現在の私は仕事において、どもりがでることはありません。
ごくたまにプライベートな場面などででるることもありますが、少なくとも仕事上は支障なくこなせているのです。
それは、私が「ある工夫」をしているからです。

 

それではその工夫とは何でしょうか。
ずばり、「日常感」を強制的に創り出すことにあります。
ここで言う日常感、とは普段自分がリラックスしている時の状態、と捉えていただければと思います。

 

なぜどもるのかを考えていくと、私の場合は「目上の人に会って緊張するから」です。
今自分は目上の人に相対している、という認識が、無意識の内に過去に目上の人に話して怒られた記憶を思い起こし、同時に当時感じた恐怖や恥ずかしさなどがよみがえってきます。

 

このネガティブな感情が、次にまた失敗したらどうしようという恐れや不安、ひいては緊張に変わり、緊張状態が続くことで汗が出たりどきどきしたりといった目に見える形での症状に変わります。

 

ここまで来ると自分にも緊張していることが分かるようになり、「ああ今自分は緊張している」と自覚することで言葉のどもりにつながっていったように思います。

 

それではこの連鎖を止めるためにはどうすれば良いのか。
私がとったのはシンプルな方法でした。

 

つまり、初めに「目上の人に相対している」と自分自身に認識させなければ良いのです。

 

とはいえ、現実には目を開ければ目の前にいるわけですからなかなかうまくいきません。
そこで出てくるのが「日常感の創出」です。
まず、自分がリラックスできて、どもらずに話していたのは過去どんな時だったかを思い出します。

 

私の場合は、家族や親しい友人と話しているとき、同期の同僚に話している時でした。
次に、これらの状況で共通して行っていることを思い出します。

 

たとえば私の場合、親しい人の前では話す口癖のようなものがありました。
特にない人の場合、家族や親しい友人と過ごす時につける香水や制汗剤を決めてみたり、髪留めや腕時計など、オフの時に使う小物を思い出してみたりするのもいいかもしれません。

 

次に、実際に緊張することがあらかじめ分かっているようなケース、たとえば上司との面談やプレゼンテーションの時などには、先ほど挙げたものを身につけたり、行ったりします。

 

たとえば私の場合は、プレゼンで「緊張しているな」と思ったら、さりげなくいつも使っている口癖を話しの中に入れたり、普段使っている香水を身につけて香りを感じることで、「目上の人の不興を買って失敗した過去の自分」ではなく、「家族や親しい友人に囲まれてリラックスしている自分」をイメージします。

 

こうすることによって、常であれば緊張するような状況にあっても、その後の汗をかいたりといった身体的な反応や、どもることを防ぐことができます。
また、逆に「口角をあげたらリラックスしている時のことを思い出す」というようにあらかじめ決めておいて、どもりがちな場面で使う、という使い方もあると思います。

 

いずれにしても、自分があらかじめ決めておいたアイテムや動作と、リラックスできている自分の状態をリンクさせ、緊張したりどもったりする場面で、アイテムや動作によってリラックスできている自分を瞬時にイメージできるようにもっていくのが狙いです。

 

最後に、友達から言われたことですが、意外と本人以外は気にしていない、なんてこともあるようです。
色々書きましたが、結局のところはあまり気にせず、思い思いの方法でリラックスするのが一番いいのかもしれません。
これを読んでくださった方が、少しでも気にせず、楽しい毎日を送られることを願っています。

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